Home>ニュース

ニュース

RSS Twitter Facebook

小出稚子《玉虫ノスタルジア》バリトン・サクソフォン版 鈴木優人指揮芸劇ウインド・オーケストラが世界初演

2015年 10月 5日付


11月1日に行われる東京芸術劇場開館25周年記念コンサートで、小出稚子作曲による《玉虫ノスタルジアバリトン・サクソフォン版の世界初演が行われます。演奏は、鈴木優人指揮芸劇ウインド・オーケストラ。

ウィンド・アンサンブルのための《玉虫ノスタルジア》は、もともと宍粟市立一宮北中学校吹奏楽部による委嘱作品として作曲され(2010)、第57回兵庫県吹奏楽コンクール西播地区大会で初演が行われました。2011年には新たにファゴットのパートを加えた改訂版が作られ、オランダのアスコ・シェーンベルク・アンサンブルらによって演奏されています。

今回は、ファゴットに代えてバリトン・サクソフォンを用いてさらに改訂が行われた版の世界初演となります。見る角度や光の具合によって移り変わる玉虫色のように、音響の色彩とテクスチュアが途切れなく様々に変化する作品です。

鈴木優人は、2011年に同作品がアムステルダム音楽院の学生らによって演奏された際にも指揮を務め、今回アーティスティック・ディレクターとしてこれを選曲。他に、リゲティ《オルガンのための2つの習作》(演奏:石丸由佳)、ペルト《主よ、平和を与えたまえ》(演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン)、ストラヴィンスキー/アールズ編曲《組曲「火の鳥」1919年版》(演奏:芸劇ウインド・オーケストラ)などがプログラムされています。


小出稚子
玉虫ノスタルジア
ウィンド・アンサンブルのための
バリトン・サクソフォン版

東京芸術劇場開館25周年記念コンサート
2015年11月1日(日)[第1部]15:00開演/[第2部]17:30開演*
東京芸術劇場コンサートホール
*《玉虫ノスタルジア》は第2部で演奏
https://www.geigeki.jp/performance/concert060/