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12月、注目の演奏会 ― 武満・細川・サニカンドロ

2016年 12月 2日付

photo: Schott Music Co. Ltd., Tokyo, © Kaz Ishikawa, © Stefano Candito


12月に東京・愛知・大阪で行われる注目の室内楽演奏会を紹介する。武満徹細川俊夫、そして青木涼子(能)との協働などを通じて近年日本国内でも作品が知られてきた、新進気鋭の作曲家ヴァレリオ・サニカンドロの作品が演奏される。

東京のイタリア文化会館では12月6日、細川作曲、弦楽四重奏のための《遠い声》と、サニカンドロ作曲、弦楽四重奏とライヴ・エレクトロニクスのための《ア・ブック・オブ・クラウド A Book of Clouds》が演奏される。《遠い声》は2013年にディオティマ弦楽四重奏団によって初演された作品。《ア・ブック・オブ・クラウド》は10月にヴェネツィア・ビエンナーレで初演されたが、今回は電気的増幅を行わない生の弦楽四重奏による新版の初演となる。演奏は「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016」や「武生国際音楽祭」などでも意欲的に現代作品に取り組んでいる、辺見康孝(ヴァイオリン)率いるへんみ弦楽四重奏団と、有馬純寿(エレクトロニクス)による。

12月15日・16日には、アンサンブル・レゾナンツの初来日公演が東京文化会館と愛知県芸術劇場で行われる。両日とも名手イエルーン・ベルワルツ(トランペット)をソリストに迎え、細川作曲、トランペット、弦楽、打楽器のための《旅 VII》(2005)が演奏される。ハンブルクを拠点とするアンサンブル・レゾナンツは、卓越したソリストや作曲家との協働を通じた独創的な活動が世界中で好評を得ている。

12月17日、大阪のよしゅうホールでは、若林かをり、上田希、辺見康孝、松村多嘉代ら9名のソリスト達によって武満のアンサンブル作品が特集される。4つの武満作品:《ブライス》(1976)、《カトレーン II》(1977)、《ウォーターウェイズ》(1978)、《雨の呪文》(1982)に加え、この日は細川作曲、6人の奏者のための《歌う庭》(2003)も演奏される。この作品について細川は、「水」や「夢」と同様に武満がインスピレーションの源とした「庭」というイメージからアイディアを得たと述べている。


12月6日(火)18:30開演 イタリア文化会館(東京)
ヴァレリオ・サンニカンドロを迎えて
http://www.iictokyo.esteri.it/iic_tokyo/ja/gli_eventi/calendario/2016/12/concerto-di-musica-contemporanea.html

12月15日(木)19:00開演 東京文化会館
アンサンブル・レゾナンツ初来日 with イエルーン・ベルワルツ
http://www.t-bunka.jp/calendar/calview.html?ym=201612&d=16&m=small

12月16日(金)19:00開演 愛知県芸術劇場
アンサンブル・レゾナンツ初来日 with イエルーン・ベルワルツ
http://search-event.aac.pref.aichi.jp/p/event_card_kouen.php?eventNo=1020150007460021

12月17日(土)18:00開演 よしゅうホール(大阪)
武満徹 室内楽コンサート 没後20年に寄せて