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児玉桃が細川俊夫《エチュード》をECMからリリース 1月末にフランス初演

2017年 1月31日付

Momo Kodama © Jean-Baptiste Millot / ECM Records


パリを拠点に国際的に活躍するピアニスト、児玉桃によるソロ・アルバム『Point and Line』が、ECMレコードから1月27にリリースされた[ECM 2509]。細川俊夫作曲《エチュード》(2011-13)全6曲の初録音と、ドビュッシー晩年の名作《12の練習曲》(1915)を収録している。また、リリースに合わせて児玉は1月31日にパリの日本文化会館でリサイタルを開き、細川《エチュード》のフランス初演を行う。

細川俊夫作曲、ピアノのための《エチュード》は、2011年から2013年の間に作曲された全6曲の連作で、各曲はそれぞれ個別に演奏することができる(演奏用楽譜:SJ 1180)。作品について細川は「ヨーロッパ音楽の粋であるピアノを用いて、東洋的考え方から生まれる自身の音楽言語をどのように実現するか」という課題を自身に課した、と述べている。

2013年から2014年にかけて、ドビュッシー《12の練習曲》と細川《エチュード》全6曲を演奏するコンサートをルツェルン・東京・ロンドンで行った児玉は、細川の音楽が持つ自由な形式や響きの相互作用に、ドビュッシーの音楽との近似性が感じられると述べており、このアルバムでは、2作品分の全18トラックが互い違い、順不同に併置されることで両者の相関的な対話が作られている。通して聴くことでそれぞれの音楽の細部がより鋭く描き出される曲順の妙は、両者をレパートリーとする児玉ならではのアプローチだ。

2016年1月にドイツのノイマルクトで録音された本作は、児玉のECM録音2作目となる。ラヴェル・武満・メシアンの作品を収録し、広く賞賛を得た前作『鐘の谷 La vallée des cloches』[2013, ECM 2343]に続き、東洋と西洋をつなぐ線を辿った1枚としても聴くことができるだろう。

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MOMO KODAMA



Point and Line
Debussy, Hosokawa

ECM NEW SERIES
ECM 2509


細川俊夫
エチュード I-VI
ピアノための
Toshio Hosokawa: Etude I-VI for piano

フランス初演
2017年1月31日[火]20:00 パリ日本文化会館
児玉桃(ピアノ)
http://www.mcjp.fr/fr/agenda/momo-kodama