ショット・シンク|SCHOTT Sync

Hans Werner Henze
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ
1926 - 2012

オペラやバレエ音楽から器楽作品まで、膨大な数の作品を残した、20世紀ドイツを代表する現代音楽の作曲家。ドイツ西部、ギュータースローで教師の家に生まれる。初期は十二音技法を導入した前衛的な作品が中心であったが、後によりクラシカルなスタイルの音楽を多く作曲。しかし、ドイツ的ともいえる重厚な音色は生涯変わることがなかった。代表的なオペラ作品は《鹿の王》《バッカスの巫女》、三島由紀夫の小説『午後の曳航』を原作としたオペラ《裏切られた海》など。マルクス主義に傾倒し、戦後の世界情勢や政治的な事件を深く受け止めた作品も多数ある。10曲ある交響曲のうち《交響曲第9番》は、ファシズムと戦争に抗議する記念碑的作品である。

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