ショット・シンク|SCHOTT Sync

Arvo Pärt
アルヴォ・ペルト
1935 -

ソヴィエト連邦下のエストニア生まれ。タリン音楽院で作曲を学び、同時代のヨーロッパで大きく進化した前衛音楽が政府によって禁止される中、放送技師をしながら独自に作曲活動を行う。68年作曲《クレド》を境に数年間に渡る沈黙に入り、西洋の古楽や宗教を探求しながら自分の求める新たな音を模索、それはやがてピアノ作品《アリーナのために》(’76)として結実する。彼が「ティンティナブリ」(鈴の音)と呼ぶその作曲様式は、音の素材を極限まで簡素化。同時代に大きく注目されたミニマリズムとも呼応し、今日に至るまで彼の音楽のスタイルとその評価を不動のものとしている。1981年にドイツに移住。1984年にECMからリリースされたアルバム『タブラ・ラサ』はクラシックというカテゴリーを超え世界中でヒットした。これまで多くの楽曲が様々なジャンルの映画で使用されているのもペルトの特徴である。

2011年にエストニアに帰国、同年に仏レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章を、2014年にグラミー賞合唱部門、日本でも高松宮殿下記念世界文化賞を受ける。

Universal Edition - Arvo Pärt