ショット・シンク|SCHOTT Sync

武満徹
Toru Takemitsu
1930 - 1996

世界で最も知られた日本人作曲家である。「タケミツ・トーン」と呼ばれる響きは世界中の聴衆や演奏家を魅了し、作品は世界中の演奏会のレパートリーとして定着している。コンサート・ピースと並んで数多く手がけた映画音楽では、黒澤明『乱』『どですかでん』をはじめ、市川崑『太平洋ひとりぼっち』、勅使河原宏『他人の顔』『ホゼー・トレス』、今村昌平『黒い雨』、恩地日出夫『伊豆の踊子』、篠田正浩『はなれ瞽女おりん』や、実相寺昭雄監督のTVドラマ『波の盆』など、いずれも日本の映画史、テレビ放送史を代表する名作ばかりである。また、《死んだ男の残したものは》《翼》《◯と△の歌》など、映画音楽やラジオ、テレビ番組のための音楽、劇伴等から派生したポップ・ソングにも、武満のメロディ・メーカーとしての才能が遺憾なく発揮されている。

ショット・ミュージック|武満徹
Schott Music - Toru Takemitsu - Profile