湯浅譲二
Joji Yuasa
1929 -
福島県郡山市に生まれる。慶応大学医学部進学コース在学中より音楽活動に興味を覚えるようになり、やがて芸術家グループ「実験工房」に参加、1952年に作曲に専念。以来、オーケストラ、室内楽、合唱、劇場用音楽、インターメディア、電子音楽など、幅広い分野で活躍。グラフを使って作曲するそのスタイルは、前衛としての矜持を感じさせるといえるだろう。最初期の作品である《内触覚的宇宙》など、今日までピアノ作品も多く手がけ、《プロジェクション・トポロジク》《オン・ザ・キーボード》など、この楽器のための代表作も多い。1981年より94年まで、カリフォルニア大学サン・ディエゴ校(UCSD)教授として、教育と研究の場でも活躍。現在、UCSD名誉教授。日本大学芸術学部大学院客員教授。