エトヴェシュ《セブン》9月19, 20日にNHK交響楽団が日本初演
2008年 9月12日付
ハンガリーの作曲家ぺーテル・エトヴェシュの《セブン -コロンビア宇宙飛行士への追悼-》が9月19, 20日に諏訪内晶子のヴァイオリン独奏、ペーテル・エトヴェシュ指揮NHK交響楽団により日本初演される。会場はNHKホール。
この作品はNHK交響楽団とルツェルン音楽祭の共同委嘱により作曲され2007年9月に諏訪内晶子のヴァイオリン、ピエール・ブーレーズ指揮ルツェルン・フェスティバル・アカデミー・オーケストラによりルツェルンで世界初演された。
この作品は、サブタイトル「コロンビア宇宙飛行士への追悼」からもわかるように、2003年2月1日、地球への帰還を目前にしたスペースシャトルコロンビア号の爆発により、7名の宇宙飛行士が亡くなった事故を追悼して書かれたもの。エトヴェシュによると、7という数字がこの作品の音楽的、リズム的要素を規定しており、作品の基本的な構造も7に因んでいるという。
9月19日の演奏会は19時からNHKFMで生中継で放送される。
エトヴェシュ略歴(ショット・ミュージック(ドイツ)ウェブサイト)
演奏会の詳細(NHK交響楽団のウェブサイト)