山下洋輔の独奏による一柳慧《ピアノ協奏曲第4番「ジャズ」》5月30日に世界初演
2009年 5月15日付
一柳慧の新作《ピアノ協奏曲第4番「ジャズ」》が、5月30日、山下洋輔のピアノ、藤岡幸夫指揮神奈川フィルハーモニー管弦楽団により世界初演される。会場は神奈川県立音楽堂。
一柳慧はこれまでに3曲のピアノ協奏曲を作曲しており、《ピアノ協奏曲第1番「空間の記憶」》は1981年度の尾高賞を、また《ピアノ協奏曲第2番「冬の肖像」》でも1989年度の尾高賞を受賞している。一柳にとって得意といえるジャンルだが1991年に書かれた《ピアノ協奏曲第3番「分水嶺」》以降ピアノ協奏曲は作曲されていない。18年の沈黙ののち作曲された今回の第4番には「ジャズ」という副題が付けられている。ソリストを務めるジャズ界の巨匠山下洋輔が一柳の「ジャズ」をどのように弾くのか、注目が集まる。
公演の詳細(神奈川県立音楽堂のウェブサイト)
http://www.kanagawa-ongakudo.com/event/event-38401.html