今井信子による20年目の武満徹《ア・ストリング・アラウンド・オータム》
2009年 10月 7日付
武満徹のヴィオラとオーケストラのための《ア・ストリング・アラウンド・オータム》が10月16日と17日、今井信子のヴィオラ独奏、尾高忠明指揮名古屋フィルハーモニー交響楽団により演奏される。会場は愛知県芸術劇場。
この作品は、「1989パリの秋」フェスティヴァルがフランス革命200周年を記念して武満に委嘱した作品で、1989年11月に今井信子とケント・ナガノ指揮パリ管弦楽団により世界初演された。以来この作品は数多くのヴィオリストにより演奏されてきたが、初演から20年を目前にした今回の演奏会では、今井信子と尾高忠明といういずれもこの作品に深く精通した演奏家によって、武満徹の音楽があますところなく表現されるものと期待がたかまる。
演奏会の詳細(名古屋フィルハーモニー交響楽団のウェブサイト)
https://www.nagoya-phil.or.jp/concerts/2009/c_362.html
出版物
スタディ・スコア
ヴィオラとピアノ版(細川俊夫編曲)
この作品をNaxos Music Libraryで聴く
http://ml.naxos.jp/work/48257