「武満徹の音楽」文京シビックホールにて
2010年 10月29日付
生誕80年の今年、作曲家武満徹を特集したコンサートが例年にもまして企画されていますが、東京で「武満徹の音楽」と題された、武満の器楽・室内楽作品を集めた演奏会が11月に開催されます。
初期の作品である《ロマンス》《妖精の距離》、代表作の一つ《ア・ウェイ・アローン》、チャイコフスキーを原曲とした最晩年の編曲作品《秋のうた》など、出世作《弦楽のためのレクイエム》以前と早すぎる晩年ともいえる円熟期との、この不世出の作曲家の両端の時代を横断した大変意欲的なプログラムです。さらに、録音ではすでに公開されていた最初期のピアノ作品《二つのメロディ》と《二つの作品》が初めて公に演奏されることも特筆すべきでしょう。
会場は文京シビックホール小ホール。開演は11月7日15時30分の開演。構成は、小学館が刊行した『武満徹全集』の編集長だった大原哲夫。
■ 演奏会の詳細(文京シビックホール)
生誕80周年記念 武満徹の音楽
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