細川俊夫《班女》 モネ劇場で再演
2011年 3月 9日付
ベルギーのモネ劇場で4月10, 12, 13, 15, 16日に、細川俊夫のオペラ《班女》が再演される。モネ劇場での上演は2004年9月以来2度目。
2004年にエクサンプロヴァンス音楽祭で初演されたオペラ《班女》はこれまでに、フランス、ベルギー、ドイツ、ポルトガル、東京、イタリアで合計33回上演され、傑出した現代オペラ作品としてその地位を揺るぎないものにしている。今回の再演は、指揮者のコーエン・ケッセルスをのぞき、演出、歌手、オーケストラいずれも世界初演時の顔ぶれが揃い、質の高い舞台となることが期待される。
翌5月には細川俊夫の三作目となるオペラ《松風》が同じモネ劇場で世界初演される。第一級のオペラハウスで日本人作曲家によるオペラが続けて上演されることは極めて異例で、ヨーロッパでの細川に対する高い評価を裏付けるものといえるだろう。
《班女》公演の詳細
http://www.lamonnaie.be/en/opera/52/Hanjo
《松風》公演の詳細
http://www.lamonnaie.be/en/opera/56/Matsukaze
追加情報(3月25日付)
同一のプロダクションが4月27日と5月8日にアムステルダムでも上演されます。オランダ初演。会場はHet Muziektheater。
アムステルダム公演の詳細
http://www.het-muziektheater.nl/programma/2010-2011/hanjo/