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世界初演:細川俊夫《哀歌―東日本大震災の犠牲者に捧げる―》

2012年 5月 1日付

細川俊夫のヴィオラ独奏のための新作《哀歌―東日本大震災の犠牲者に捧げる―》が、第2回東京国際ヴィオラコンクールの第二次審査の課題曲として、世界初演されます。3年に一度の同コンクールは、ヴィオラの音楽祭「ヴィオラスペース」の一環として2009年から開催。第2回となる今年は、ワークショップやガラ・コンサートを挟みながら5月26日から6月3日にかけて、東京の紀尾井ホールにおいて行われます。

作曲者は作品について、以下のように述べています。「この作品は…2011年3月11日、東北で起こった大地震の犠牲者への追悼曲として作曲した。作品は一つ一つの歌のフレーズに核となる中心音があり、その核を中心に装飾音が東洋の毛筆の線の流れのように描かれていく。その音の線のさまざまなニュアンスに鋭敏に反応しながら、演奏してほしい。まるで音の線を空間、時間に描いていくように」。


細川俊夫
《哀歌―東日本大震災の犠牲者に捧げる?》
ヴィオラのための
委嘱:第2回東京国際ヴィオラコンクール
演奏時間:8分
初演:同コンクール第2次審査の課題曲として

Toshio Hosokawa
Threnody ―to the victims of Tohoku Earthquake 3.11―
for viola
Commission: the 2nd Tokyo International Viola Competition
Duration: 8 minutes
First performance: as a repertoire of the second round of the competition


第2回東京国際ヴィオラコンクール
課題曲の詳細