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佐治敬三賞に「鈴木俊哉 リコーダー リサイタル 《細川俊夫ポートレイト》」

2015年 4月 3日付

4月1日、サントリー芸術財団は第14回『佐治敬三賞』受賞公演を発表し、昨年2月11日に東京で行われた『鈴木俊哉 リコーダー リサイタル《細川俊夫ポートレイト》』の受賞が決定しました。現代作品のスペシャリストとして国内外で活躍するリコーダー奏者、鈴木俊哉の確かな技巧と高い音楽表現、細川作品への的確な理解などが、贈賞理由に挙げられています。

鈴木は、細川が音楽監督を務める武生音楽祭にもソリスト・講師としてしばしば参加しているほか、昨年WergoからリリースされたCD『細川俊夫 クインテット&ソロ』(Toshio Hosokawa Quintets & Solos)[WER 67692]では、アルデッティ弦楽四重奏団と共に《断章 II》 の録音を行うなど、今や細川作品を語る上で欠かせない重要なコラボレーターとなっています。

今回受賞が決定した同公演では、宮田まゆみ(笙)、吉村七重(二十絃箏)、太田真紀(ソプラノ)、弦楽四重奏として辺見康孝、亀井庸州、安田貴裕、多井智紀らが参加。声、バス・リコーダーと弦楽四重奏のための《ロスト・ラヴソング つれなき人》(2014)の世界初演など6曲が、鈴木のリコーダーとともに演奏されました。

なお、今回の受賞は、佐藤紀雄(ギター)と木村麻耶(箏)が出演した『ニンフェアール第10回公演 東洋と西洋の絃』(2014年7月20日・宗次ホール)との同時受賞。同公演では、武満徹の《ギターのための12の歌》他が演奏されました。



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