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細川俊夫《嵐のあとに》 大野和士指揮、東京都交響楽団が世界初演 & 欧州公演 

2015年 10月 5日付

© Kaz ishikawa


細川俊夫作曲《嵐のあとに》の世界初演が、11月2日にサントリーホールで行われます。演奏はスザンヌ・エルマークとイルゼ・エーレンス(ソプラノ)、大野和士指揮東京都交響楽団。同作品は、東京都交響楽団がその創立50周年記念事業として行うヨーロッパ・ツアーのプログラムとして、11月にルクセンブルクとドイツでも各国初演が行われます。ツアー・プログラムは他に、ワディム・レーピンをソリストに迎えてのプロコフィエフ《ヴァイオリン協奏曲第2番》など。

2人のソプラノとオーケストラのための《嵐のあとに》(Nach dem Sturm)は、都響創立50周年記念委嘱作品として、ヘルマン・ヘッセの詩「嵐のあとの花」をテクストに用いて作曲されました。細川は作品について、自身の《3つの天使の歌》や、《嘆き》と同じく、2011年以降書き続けている「シャーマンの祈りの音楽」の1つであると述べています。

作曲者が「一人の巫女の二つの側面」と表現しているソプラノ・パートを務めるのは、オペラを中心に欧州の主要な歌劇場で活躍する、スザンヌ・エルマークとイルゼ・エーレンスの2人。ひとつの声を2人で歌うようにして書かれたその旋律は、お互いに絡み合い、補い合いながら、ヘテロフォニックなハーモニーを生み出します。


細川俊夫
嵐のあとに
2人のソプラノとオーケストラのための

2015年11月2日(月)19:00開演 サントリーホール[世界初演][info]
2015年11月17日(火)20:00開演 ルクセンブルク・フィルハーモニー[ルクセンブルク初演][info]
2015年11月19日(木)20:00開演 ベルリン・フィルハーモニー[ドイツ初演][info]