ストラヴィンスキー《葬送の歌》 サロネン指揮フィルハーモニア管が日本初演
2017年 5月 1日付
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《葬送の歌 Funeral Song (Pogrebal’naya Pesnya)》(1908)は、師リムスキー=コルサコフへの追悼曲としてストラヴィンスキーが26歳で作曲した、演奏時間12分のオーケストラ作品。初演は、1909年1月17日にサンクトペテルブルク音楽院で、フェリックス・ブルーメンフェルト(指揮)とアレクサンドル・シェレメーテフ伯爵の私設オーケストラによって行われた。
その後、ロシア革命の最中に楽譜の所在が分からなくなり、以来演奏されることがなかったが、2015年9月、失われたとみられていた楽譜がサンクトペテルブルク音楽院内で発見され大きなニュースとなった。見つかった手稿はパート譜のみだったため、音楽学者ナタリア・ブラギンスカヤ博士らを中心とする同音楽院がパート譜からスコアを復元した。
《葬送の歌》のスタディ・スコアは、多くのストラヴィンスキー作品を出版しているブージー・アンド・ホークス社より、この4月に発売された(当社オンラインショップでも近日入荷予定)。
イゴール・ストラヴィンスキー
葬送の歌 op. 5(1908)
オーケストラのための
Igor Stravinsky: Funeral Song (Pogrebal'naya Pesnya) op. 5
日本初演
2017年5月18日[木]19:00 東京オペラシティ コンサートホール
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
https://www.operacity.jp/concert/calendar/detail.php?id=8024