新刊案内 細川俊夫《原像、開花、書(カリグラフィー)ほか》
4月28日、細川俊夫の新刊楽譜を発売しました。
細川俊夫 《原像、開花、書(カリグラフィー)ほか》 弦楽四重奏のための Urbilder, Blossoming, Kalligraphie, O Mensch, bewein' dein' Sunde gros for string quartet SJ 1174 スコア(パート譜別売り) 菊倍判/72ページ 初版発行:2010年4月28日 ISBN 978-4-89066-474-0 オンラインショップ |
収録曲:(番号はそれぞれのパート譜セットの出版番号。近日出版予定。)
《弦楽四重奏曲「原像」》は、ベルリン芸術大学弦楽四重奏団(梅原ひまり、ハンナ・ネーベルンク、中山洋、ワルター・ハイム)の委嘱によって作曲された。梅原ひまりに献呈。1981年4月3日、東京の石橋メモリアルホールにおいて、ベルリン芸術大学弦楽四重奏団により初演された。掲載の楽譜は、音楽之友社の出版物(1984年発行)をもとに、作曲者がおこなった校訂版である。
[演奏時間:13分]
東京クヮルテット(マーティン・ビーヴァー、池田菊衛、磯村和英、クライヴ・グリーンスミス)に献呈。弦楽四重奏のための《開花》は、ケルンムジークの委嘱により作曲された。2007年3月14日、ドイツのケルン・フィルハーモニーにおいて、東京クヮルテットにより初演された。2009年、作曲者によって改訂された。
[演奏時間:12分]
《書(カリグラフィー)―弦楽四重奏のための6つの小品―》は、アマティ弦楽四重奏団(セバスティアン・ハマン、カタリーナ・ナヴロテク、ニコラス・コルティ、クラウディアス・ヘルマン)の委嘱によって作曲され、彼らに献呈されている。2007年11月19日に、スイスのベルン音楽院で、同四重奏団によって初演された。2009年、作曲者によって改訂された。
[演奏時間:13分]
弦楽四重奏のための編曲作品《人よ、汝の罪の大きさを嘆け》は、音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・ドゥ・ナントとラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンによって委嘱された。本編曲作品は、ヨハン・セバスティアン・バッハ《オルガン小曲集》所収の、同名の小品(BWV. 622)を細川俊夫が編曲したものである。2009年1月31日、フランスのラ・フォル・ジュルネ・ドゥ・ナントで、モディリアーニ弦楽四重奏団によって初演された。
[演奏時間:7分]