細川俊夫《松風》世界初演大きな成功 5月31日からポーランドで上演
5月2日から11日までブリュッセルのモネ劇場でおこなわれた細川俊夫のオペラ《松風》の世界初演は大成功のうちに終了した。イギリスの新聞Financial Timesは「《松風》は緻密に作曲され、魅惑的な美しさをもっている。80分間があまりに早く過ぎ去ってしまった」と絶賛。バーバラ・ハンニガン(松風)とシャルロット・ヘレカント(村雨)は、卓越したダンス・パフォーマンスを展開したサシャ・ヴァルツ&ゲスツと共に激しいダンスを交えながらも揺るぎない歌唱力で姉妹役を歌い上げ、サシャ・ヴァルツによる斬新なアイディアに溢れた演出、ピア・マイヤー=シュリーバーと塩田千春による舞台美術も高く評価された。
5月31日から6月2日までワルシャワのポーランド国立歌劇場で再演され、その後もルクセンブルク、ベルリンと公演が続く。
Financial Timesのウェブサイト
http://www.ft.com/cms/s/2/bd3beda8-7677-11e0-b05b-00144feabdc0.html#axzz1M71xGs3s
以下のウェブサイトで《松風》の一部を動画でご覧いただけます。
http://videos.arte.tv/fr/videos/opera_matsukaze_de_toshio_hosokawa-3881702.html
ポーランド公演の詳細
http://www.teatrwielki.pl/en/current_listings/opera/kalendarium/matsukaze.html
ベルギーの放送局RTBFのウェブラジオで5月15日20時(日本時間5月16日午前3時)から《松風》が放送されます。
http://www.musiq3.be/programmes/index.htm?date=15/5/2011
(聴き方:上記ウェブサイトにアクセスし、右上の方にある「Ecouter en direct」をクリックするとi-tunesで放送番組を聴くことのできるアプリケーションをダウンロードすることができます。)
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https://www.schottjapan.com/news/2011/110329_143355.html