Home>ニュース

ニュース

RSS Twitter Facebook

細川俊夫《開花 II》エディンバラ国際フェスティバルで世界初演

2011年 8月11日付

細川俊夫の新作、室内オーケストラのための《開花 II》(Blossoming II)が、8月21日、気鋭の若手指揮者ロビン・ティチアーティとスコットランド室内管弦楽団により、エディンバラ国際フェスティバルで世界初演される。委嘱は同フェスティバルによる。

この作品は2007年に初演の、弦楽四重奏のための《開花》を、室内オーケストラ用に改めたものである。今回のフェスティバルでは、アルディッティ弦楽四重奏団による《開花》も予定されており、細川の音楽を、一時に異なった編成で鑑賞できる、たいへん貴重な機会であるといえよう。

フェスティバルのタイトル「Asia meets Europe in Edinburgh this August」からもわかるように、仏教的・東洋的思想の1つの象徴である蓮の花がひらく様を、人間の「内なる開花」に敷衍して描いたこの細川の音楽は間違いなく今年の目玉であり、聴き手に深い印象を残すであろう。


演奏会の詳細
《開花 II》― 8月21日 アッシャー・ホール
《開花》― 9月1日 クィーンズ・ホール