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コリン・カリー・グループ ライヒ《ドラミング》ライヴ

2012年 11月 8日付

Steve Reich ©Jeff Herman

スティーヴ・ライヒ初期の代表作、声とアンサンブルのための《ドラミング Drumming》全4部を中心とした演奏会が、12月4日と5日に東京オペラシティコンサートホールで行われます。

1970年から71年にかけて作曲された《ドラミング》は、《イッツ・ゴナ・レイン It’s Gonna Rain》《カム・アウト Come Out》《ピアノ・フェイズ Piano Phase》《ヴァイオリン・フェイズ Violin Phase》で試みられたフェイズ・シフティングの集大成といえる作品で、打楽器によるアンサンブルが約1時間ノンストップで続けられる超大作です。4つのパートは、それぞれを単独で演奏することが可能ですが、今回は全曲を通して演奏されます。

演奏会では《ドラミング》に加え、《マレット楽器、声とオルガンのための音楽 Music for Mallet Instruments, Voices, and Organ》《ナゴヤ・マリンバ Nagoya Marimba》、さらにライヒ自身が奏者として参加する《クラッピング・ミュージック Clapping Music》が予定されています。

演奏は、イギリスを代表する若きパーカッショニストとして目覚ましい活躍を見せているコリン・カリーを中心に、2006年BBCプロムスで《ドラミング》を上演するべく結成され、その演奏でライヒから絶大な賞賛と信頼を寄せられているコリン・カリー・グループ Colin Currie Groupと、「コンポージアム 2008」でのダイナミックで透明感のあるコーラスがまだまだ記憶に新しいシナジー・ヴォーカルズ Synergy Vocals。


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コリン・カリー・グループ
ライヒ《ドラミング》ライヴ
2012年12月4日(火)19時開演
2012年12月5日(水)19時開演
東京オペラシティ コンサートホール
http://www.operacity.jp/concert/calendar/details/121204.php

プログラム(両日とも)
スティーヴ・ライヒ:

  1. 《クラッピング・ミュージック》(1972)
  2. 《ナゴヤ・マリンバ》(1994)
  3. 《マレット楽器、声とオルガンのための音楽》(1973)
  4. 《ドラミング》[全曲](1970-71)

コリン・カリー・グループ[1-4]
シナジー・ヴォーカルズ[3, 4]
ゲスト:スティーヴ・ライヒ[1]


intermusica|コリン・カリー・グループ《ドラミング》
http://www.intermusica.co.uk/projects/features/colin-currie-group-reichs-53896

シナジー・ヴォーカルズのウェブサイト|試聴音源
http://www.synergyvocals.com/home/listen