『武満徹・細川俊夫|ギター独奏作品集』マルコ・デル・グレコ
2014年 3月 3日付
image courtesy of NEOS
現代作品を中心とした音源を発表し続けるドイツのレーベルNEOSから、武満徹と細川俊夫のギター独奏作品を集めたアルバムが3月1日にリリースされました。ギタリストのマルコ・デル・グレコは、若い年代における傑出したギタリストのひとり。多くの国際ギター・コンクールで目覚ましい成績を収め、2010年には第53回東京国際ギター・コンクールで優勝、世界中の主要なコンサートホールで演奏を行っています。
「…(マルコ・デル・グレコは)私の《セレナーデ》を、深い解釈と繊細なテクニックをもって演奏してくれました。彼の“歌う”ギターの美しさに、私は本当に感動しました。マルコは私の恩師である武満徹の音楽を愛しており、その偉大なギター作品を、神秘的に、自分の内なる音として演奏します。聴衆はきっと、何ひとつ難解に感じることなく、彼の武満作品の演奏を好きになるでしょう。マルコのような若く才能ある音楽家によって、武満の繊細で美しい音楽が新しい世代に知られ、愛されるものになることを、とても嬉しく思います。」― 細川俊夫
(NEOSより翻訳転載)
Toru Takemitsu, Toshio Hosokawa: マルコ・デル・グレコ(ギター) 武満徹
細川俊夫
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