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アルディッティ弦楽四重奏団結成40周年 細川俊夫《遠い小さな河》世界初演

2014年 5月 8日付

今年で結成から40年を迎えるアルディッティ弦楽四重奏団は、5月10日にドイツのヴィッテンで記念コンサートを開き、細川俊夫の新作、弦楽四重奏のための《遠い小さな河》の世界初演を行います。

現代音楽における最高峰のアンサンブルのひとつである同団は、細川と長年にわたる深い信頼関係を築いており、《ランドスケープ I》《沈黙の花》の世界初演をはじめ、数多くの細川作品を世界各地で演奏してきました。昨年2月には、細川による最初の弦楽四重奏作品《原像》(1980)から、世界初録音となった《書(カリグラフィー)―弦楽四重奏のための6つの小品―》(2007/2009)まで、6作品のレコーディングを行い、『細川俊夫:沈黙の花―弦楽四重奏作品集』をリリースしています[WER 67612]。

今作の曲名にある「河」は、かつて武満徹、尹伊桑、そしてジャチント・シェルシが聴き取ろうとした「音の河」であると作曲家は述べています。

コンサートでは、細川、ジェルジ・クルターク、ヴォルフガンク・リーム、リザ・リムら11人の作曲家がアルディッティ弦楽四重奏団のために書き下ろした新作の世界初演のほか、ハリソン・バートウィスル、ブライアン・ファーニホウによる作品のドイツ初演が行われます。


細川俊夫
遠い小さな河 弦楽四重奏のための
Small River in a Distance for string quartet

世界初演
GIFTS & GREETINGS: ARDITTIS' 40TH ANNIVERSARY
2014年5月10日 22:00|Blote Vogel Schule(ドイツ、ヴィッテン)
アルディッティ弦楽四重奏団
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