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武生国際音楽祭 2014

2014年 8月 5日付

© Kaz ishikawa

細川俊夫が音楽監督を務める武生国際音楽祭が、福井県越前市の越前市文化センターを中心に9月7日から1週間にわたって開催されます。

25回目の開催となる今年は、名実ともに世界最高の室内声楽グループの一つと称賛されるヒリヤード・アンサンブルをはじめ、今井信子(ヴィオラ)、吉野直子(ハープ)、ミッシェル・ルティエック(クラリネット)、マリオ・カローリ(フルート)、田嶋直士(尺八)など、世界的に活躍する演奏家や作曲家を数多く招き、充実したプログラムの演奏会、作曲ワークショップ、若手演奏家のためのマスタークラスが企画されています。

ヒリヤード・アンサンブルは9日の「ソングブック」コンサートで、同団が今年1月にシドニーで世界初演を行った細川俊夫《3つの日本民謡》の日本初演をはじめ、アルヴォ・ペルトやペロティヌス作品など、彼らの代表的レパートリーを演奏するほか、14日のワークショップコンサートでは、新進の作曲家による世界初演作品を演奏します。同団は、その40年にもおよぶ演奏活動を今年末で終えることを発表しており、この音楽祭での演奏は大変貴重なものとなるでしょう。

開催期間中は、古典から現代の新作に至るまで数多くの作品がプログラムされています。特に11日には、武満徹作曲によるフルート、ヴィオラ、ハープのための《そして、それが風であることを知った》、ヴィオラとピアノのための《鳥が道に降りてきた》、アルト・フルートとハープのための《海へ III》といった作品が、ドビュッシー作品と併せて演奏されます。ほかに、細川俊夫作曲による、ソプラノ、バス・リコーダー、弦楽四重奏のための《つれなき人》、ヴィオラのための《哀歌》、ソプラノ・サクソフォンとピアノ、任意の打楽器のための《ヴァルターのために ― 弧の歌 II》 の演奏が予定されています。



武生国際音楽祭2014
2014年9月7日(日)?14日(日)
越前市文化センター(福井県越前市)ほか
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