権代敦彦《子守歌》 5月22日・23日 愛知県芸術劇場
photo: Schott Music Co. Ltd., Tokyo
権代敦彦作曲による、メゾソプラノ、ピアノ、児童合唱とオーケストラのための《子守歌》が、5月22日と23日、愛知県芸術劇場コンサートホールで行われる名古屋フィルハーモニー交響楽団定期演奏会において演奏されます。
《子守歌》は、2001年に大阪で起きた無差別殺傷事件犠牲者の遺族の手記ほか、『知恵の書』『死者のためのミサ』などから引用された日本語とラテン語のテキストに基づく作品。22世紀クラブの委嘱を受けて2005年に作曲され、同年8月、山下一史指揮、寺谷千枝子(メゾソプラノ)、稲垣聡(ピアノ)、池田ジュニア合唱団、柏原市少年少女合唱団、此花少年少女合唱団、西成少年少女合唱団、大阪フィルハーモニー交響楽団によって初演が行われました。
2013年サントリーホールで行われた「作曲家の個展 2013 権代敦彦」でも再演され、大きな話題となりました。今回の指揮は名古屋フィルハーモニー交響楽団指揮者の川瀬賢太郎。藤井美雪(メゾソプラノ)、野田清隆(ピアノ)、名古屋少年少女合唱団(児童合唱)による演奏です。「宙空に、回帰する点を見失って漂う、そんな魂を抱く受け皿となることを、この《子守歌》は密かに願っています」と権代は述べています(初演のプログラムより)。
権代敦彦
《子守歌》
メゾソプラノ、ピアノ、児童合唱とオーケストラのための
http://www.nagoya-phil.or.jp/info/schedule.html?20150522#22
5月22日(金)18:45 |愛知県芸術文化センター
5月23日(土)16:00 |愛知県芸術文化センター
藤井美雪(メゾ・ソプラノ)
野田清隆(ピアノ)
名古屋少年少女合唱団(児童合唱)
名古屋フィルハーモニー交響楽団
川瀬賢太郎(指揮)