細川俊夫《大鴉》 ナクソスから録音リリース
courtesy of Naxos Japan
細川俊夫作曲による、メゾ・ソプラノと12の奏者のためのモノドラマ《大鴉》の録音が、ナクソス・ジャパンから10月21日にCDとハイレゾ配信でリリースされました。演奏はシャルロッテ・ヘレカント(メゾ・ソプラノ)、ユナイテッド・インストゥルメンツ・オブ・ルシリン、川瀬賢太郎(指揮)。音源は2014年10月27日と30日に行われた同作品の日本初演に合わせて広島のアステールプラザにおいて録音されたもので、世界初録音となります。
テクストは、エドガー・アラン・ポーによる同名の詩。細川は作品について次のように述べています。「(この作品におけるメゾ・ソプラノは)鴉の不気味な自然の力に、理性を崩壊させる近代人であると同時に、冥界、人間の不可思議な世界との交感をしようとするシャーマンでもある。(…)人間の理性の世界と、その理性では捉えることのできない狂気の世界、理解できない自然の沈黙との関わり。このように私はポーを読み解くことにより、この作曲を行った。」(CD解説「大鴉について」より抜粋)
このアルバム(NYCC27298)では、演奏時間約45分の《大鴉》本篇に加え、シャルロッテ・ヘレカントによる原詩の朗読も収録されています。
細川俊夫 《大鴉》メゾ・ソプラノと12人の奏者のためのモノドラマ
テキスト:エドガー・アラン・ポー「The Raven(大鴉)」
- 「大鴉」朗読
- 《大鴉》メゾ・ソプラノと12人の奏者のためのモノドラマ
シャルロッテ・ヘレカント(メゾ・ソプラノ/朗読)
ユナイテッド・インストゥルメンツ・オブ・ルシリン
川瀬賢太郎(指揮)
録音:2014年10月29日、31日 アステール・プラザ(広島)
発売元:ナクソス・ジャパン
NYCC27298
http://naxos.jp/special/nycc-27298
※Naxos Music Library, iTunes Store等でも後日配信予定