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『一柳慧 現代音楽を超えて』平凡社より出版

2016年 9月 7日付

作曲家・一柳慧による著書『一柳慧 現代音楽を超えて』が平凡社より出版された。今年5月、東京オペラシティの同時代音楽企画「コンポージアム2016」テーマ作曲家として《ピアノ協奏曲第6番》初演を含む特集が組まれ、6月には《交響曲第10番》が初演されるなど、80歳を超えてなお注目を集める一柳が、自身の創作の軌跡とこれからの音楽論を綴った1冊だ。

本書は、『読売新聞』『ユリイカ』「コンポージアム2016」プログラムなど、2011年から2016年5月までの間に各紙に掲載されたインタビューや書きおろし記事を軸に、本書収録のための新たな章を加えて構成されている。

前衛の時代と芸術家たち、音楽における空間と時間、連詩と音楽、ジョン・ケージ、鈴木大拙と禅、そして東日本大震災以降の音楽など、まさに時代の証言といえるエピソードを交えながら語られる内容を通じて、60年代から今日に至るまで常に音楽の開拓者であろうとしてきた一柳の姿が浮かびあがる。

インタビュー・対談による4つの章では、それぞれ片山杜秀、小沼純一、沼野雄司、松本良一が聞き手・対談者となっている。


一柳慧 現代音楽を超えて
一柳慧 著
出版:平凡社
http://www.heibonsha.co.jp/book/b238272.html