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ライヒ《City Life》、シェーンベルク《室内交響曲第1番》  久石譲プレゼンツ "MUSIC FUTURE vol.03"

2016年 10月 4日付

Photo by Kazumi Kurigami


10月、久石譲が2014年から取り組んでいるコンサートシリーズ「MUSIC FUTURE」の第3回公演で、ライヒ《シティ・ライフ》とシェーンベルク《室内交響曲第1》が演奏される。

スティーヴ・ライヒ《シティ・ライフ》は、1995年にアンサンブル・アンテルコンタンポランによって初演された作品。ライヒ自身が収録した車のクラクションや消防車のサイレンなど、街に鳴り響く様々な非楽音と、生楽器のアンサンブルによる音楽だ。同様のアイデアによるライヒ作品に《ディファレント・トレインズ》や《ケイヴ》があるが、《シティ・ライフ》では録音された音がテープ再生ではなく、サンプラー・キーボードによって”演奏”される点が異なっている。

シェーンベルク《室内交響曲第1番》(1906)は、15人の奏者のための交響曲。管楽器10人に対して弦楽器5人というバランスは、当時異例な編成であった。その後、作曲者自身によってオーケストラ用に編曲されたり、ヴェーベルンによって、より小編成に編曲されたりもしているが、今回はオリジナルの15人編成版が演奏される。

このほか、ポスト・クラシカルの作曲家として活躍するマックス・リヒターや、ピューリッツァー賞作曲家デヴィッド・ラングらの作品、そして久石譲《室内交響曲第2番》が演奏される。


久石譲プレゼンツ
MUSIC FUTURE vol.03
よみうり大手町ホール(東京)[info

2016年10月13日(木)19:00
2016年10月14日(金)19:00

久石譲(指揮・ピアノ)
豊嶋泰嗣(Future Orchestraコンサートマスター)ほか