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武満徹《セレモニアル》 宮田まゆみ、佐渡裕指揮、東京フィルハーモニー交響楽団

2016年 12月28日付

Photo: Schott Music Co. Ltd., Tokyo


武満徹作曲、笙とオーケストラのための《セレモニアル –An Autumn Ode–》が2017年1月22日、東京のオーチャードホールで佐渡裕指揮、東京フィルハーモニー交響楽団によって演奏される。宮田まゆみ(笙)がソリストを務める。

セレモニアル –An Autumn Ode–》(1992)は、1992年に始まったサイトウ・キネン・フェスティバル松本(現:セイジ・オザワ松本フェスティバル)のオープニングを飾る作品として、小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラの委嘱によって作曲され、同年9月5日に長野市民文化会館で、宮田まゆみ(笙)と、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラによって世界初演が行われた。

曲は、笙独奏による序奏と後奏がオーケストラ演奏部分を挟む形をとり、武満は「オーケストラのための小典礼楽である」と記している。また、武満が1973年に作曲した雅楽のための《秋庭歌》の旋律が、素材の一部として引用されている。新年にふさわしい、華やかで彩り豊かな響きを楽しめるだろう。


武満徹
セレモニアル –An Autumn Ode–
笙とオーケストラのための
Toru Takemitsu: Ceremonial –An Autumn Ode– for orchestra with shô

2017年1月22日[日]15時開演 Bunkamura オーチャードホール(東京)
宮田まゆみ(笙)
佐渡裕(指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団
http://www.tpo.or.jp/concert/20170122-01.php