新刊楽譜 細川俊夫《哀歌》ヴィオラのための 第4回東京国際ヴィオラコンクール本選課題曲
2017年 3月30日付
© Kaz ishikawa
細川俊夫作曲、ヴィオラのための《哀歌》が、ショット・ミュージックの新刊楽譜として3月30日に発売された。
ヴィオラのための《哀歌―東日本大震災の犠牲者に捧げる―》(2012)は、第2回東京国際ヴィオラコンクールの委嘱により、2012年5月26日から6月3日にかけて行われた同コンクールの第2次審査の課題曲として作曲された(演奏時間:8分)。東洋の毛筆の線の流れのように様々なニュアンスを見せる音の線が、空間と時間のなかへ描かれていくような作品だ。
本作は、来年5月から6月にかけて開催される第4回東京国際ヴィオラコンクールの本選課題曲の1つとなっている。また同コンクールの第2次審査では、細川編曲による武満徹《ア・ストリング・アラウンド・オータム》ヴィオラとピアノ版(SJ 1164:スコア+パート譜)が、課題曲の1つとなっている。
細川俊夫 Toshio Hosokawa: Threnody –to the victims of Tohoku Earthquake 3.11– for viola SJ 1179 |