一柳慧《パラフレーズ》世界初演
2019年 2月 28日付
photo © Koh Okabe
3月2日(土)、ニューヨークのカーネギーホールで行われる「デュオ夢乃10周年記念リサイタル」で、一柳慧の新作、三味線とチェロのための《パラフレーズ》が木村伶香能(三味線)と玉木光(チェロ)によって世界初演される。
戦後日本の作曲界を牽引してきた一柳慧(1933〜)は、日本の伝統楽器と西洋の楽器による室内楽や協奏曲を積極的に手がけてきた作曲家のひとりである。今回、デュオ夢乃の委嘱によって作曲された《パラフレーズ》は、その最新作となる。
ニューヨークを拠点に演奏活動を続けるデュオ夢乃は、日本の伝統音楽と西洋音楽の対話を通じて、古典から現代まで幅広いレパートリーを演奏し、その活動はニューヨーク・タイムズ紙をはじめ、アメリカのさまざまな媒体で高い評価を受けている。今回の10周年記念リサイタルでは、一柳作品と並び、彼らが協働を続けているダロン・ハーゲンとマーティン・リーガンによる作品の演奏も予定されている。
一柳慧
パラフレーズ
三味線とチェロのための
Toshi Ichiyanagi: Paraphrase for shamisen and violoncello
世界初演
2019年3月2日[土]14:00 カーネギーホール・ワイル・リサイタルホール(ニューヨーク)
デュオ夢乃 木村伶香能(三味線)、玉木光(チェロ)
https://www.carnegiehall.org/calendar/2019/03/02/duo-yumeno-0200pm