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川上統《オトヒメエビ》世界初演

2020年 2月 28日付
2020年 3月 2日更新
2021年 2月 13日更新

川上統 / Osamu Kawakami

photo © Yuya Miyagawa

延期公演開催のお知らせ

(2021年2月13日追記)

2020年3月13日に予定されていた当該公演は、2021年2月16日に延期公演が開催されます。新型コロナウイルス感染症対策に伴い、出演者が当初より変更となっています。

2021年2月16日(火)19:00 紀尾井ホール
https://www.japanarts.co.jp/special/imfn/information/04/
*18:40〜 プレトークあり
**LIVE配信あり:ジャパン・アーツ ライブビューイング

[出演者変更]
(チェロ)アンリ・ドゥマルケット → 辻本 玲
(ピアノ)マルクス・グロー → 阪田知樹

公演中止のお知らせ

(2020年3月2日追記)

新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、当該公演は中止となりました。

諏訪内晶子が芸術監督を務める「国際音楽祭 NIPPON 2020」が2月14日から約1ヶ月にわたり、東京、名古屋、釜石で開催されている。今年は戦後75年、ベートーヴェン生誕250年、諏訪内自身のチャイコフスキー・コンクール優勝によるデビューから30年という節目の年。充実した企画が並ぶなか、「諏訪内晶子 室内楽プロジェクト Akiko Plays CLASSIC & MODERN with Friends」が新しい企画として登場する。

3月13日の「Akiko Plays MODERN with Friends」では、同時代の作品の魅力を後世に伝えていきたいと、意欲的に組まれたプログラムが並ぶ。スティーブ・ライヒ、マーク=アンドレ・ダルバヴィなどとともに、日本人作曲家の作品として、川上統の《組曲「甲殻」》が選ばれた。

2005年から10年間に渡って作曲された全15曲の小品で構成される《組曲「甲殻」》は、作曲時期によって3集に分けられている。今回は、第2集より〈ガザミ〉〈ミジンコ〉〈ウミサソリ〉が取り上げられ、更にこの日のために書き下ろされたシリーズの新作、第16曲目となる〈オトヒメエビ〉が世界初演を迎える。

川上はこれまでにも生物をテーマに、ユニークな作品を発表してきた。今回の新作のテーマに選ばれたオトヒメエビは、大型魚の寄生虫を食べる小型のエビ。作曲家の生物に対する深い洞察と想像力によって、この小さな生物が新作においてどのように描かれているのか、旧作の演奏とともに注目に値する演奏会となるだろう。

川上統 Osamu Kawakami
オトヒメエビ―組曲「甲殻」第四集より
ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための
Banded Coral Shrimp - from Suite “Carapace” Volume IV for violin, violoncello and piano
【世界初演】

ガザミ―組曲「甲殻」第二集より
ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための
Swimming Crab - from Suite “Carapace” Volume II for violin, violoncello and piano

ミジンコ―組曲「甲殻」第二集より
ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための
Water Flea - from Suite “Carapace” Volume II for violin, violoncello and piano

ウミサソリ―組曲「甲殻」第二集より
ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための
Sea Scorpion - from Suite “Carapace” Volume II for violin, violoncello and piano

諏訪内晶子(ヴァイオリン)、アンリ・ドゥマルケット(チェロ)、マルクス・グロー(ピアノ)
2020年3月13日(金)19:00 紀尾井ホール
https://www.japanarts.co.jp/imfn/information/04/