Home>ニュース

ニュース

RSS Twitter Facebook

細川俊夫《渦》第68回尾高賞受賞

2020年 4月 30日付

細川俊夫/Toshio Hosokawa

photo © Kaz Ishikawa

NHK交響楽団は2月18日、第68回尾高賞の授賞作品を発表し、細川俊夫》が選出された。細川作品の同賞受賞は、オーケストラのための《遠景 I》(第37回)、《ハープ協奏曲「回帰」》(第50回)、《トランペット協奏曲「霧のなかで」》(第62回)に続き、4度目となる。

オーケストラのための《渦》は、サントリーホール、ソチ・冬の国際芸術祭、エッセン・フィルハーモニーの共同委嘱による作品で、細川の盟友、準・メルクルの還暦を祝って作曲された。世界初演は、昨年11月28日にサントリーホールで行われた「サントリー芸術財団50周年記念 サントリーホール 作曲家の個展 II 2019 細川俊夫&望月京」において、杉山洋一指揮、東京都交響楽団によって行われた。

5月4日(月・祝)に東京オペラシティコンサートホールで開催される予定であったNHK交響楽団「Music Tomorrow 2020」において、受賞作品の演奏が行われることが決まっていたが、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、この演奏会は残念ながら中止となった。

関連記事:
NHK交響楽団 第68回尾高賞について
細川俊夫《渦》《パッサージュ》世界初演、《抱擁》《レテの響き》日本初演(2019年 10月 31日付)