photo © Yuya Miyagawa

川上統のCD『組曲「甲殻」』がコジマ録音（ALM Records）からリリースされた。

生物全般に深い関心を寄せ、生物をテーマに多くの作品を生み出してきた川上の代表作のひとつであるヴァイオリン、チェロ、ピアノのための《組曲「甲殻」》は、甲殻類やそれに類する節足動物や水棲動物からインスピレーションを得て創作されたピアノ・トリオ集。今回のアルバムに収録されたのは2005年から2015年の間に作曲された第一集から第三集までの15曲で、個々の生物の持つ生態や形態から自由に想像力を膨らませて作られたユニークな作品たちだ。

音源は、亀井庸州（ヴァイオリン）、竹本聖子（チェロ）、榑谷静香（ピアノ）によって、2017年8月と2018年1月に収録されたもの。彼らは作曲家が長年共に歩んできた、心から信頼を寄せる仲間たちであり、川上の音楽を作曲家と共に作り上げてきた演奏家と言っても過言ではないだろう。

CDに収録された作品のうち、第一集と第二集の演奏用楽譜は、それぞれ2016年7月と2021年2月にショット・ミュージックから出版されている。

川上統　組曲「甲殻」 ［第一集、第二集、第三集］
Osamu Kawakami Suite “Carapace” ［Volume I - III］

コジマ録音（ALM Records）
ALCD-124
演奏：亀井庸州（ヴァイオリン）、竹本聖子（チェロ）、榑谷静香（ピアノ）

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新刊楽譜　川上統：ピアノ・トリオ《組曲「甲殻」》第一集 5作品（2016年 7月21日付）
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新刊楽譜　川上統：ピアノ・トリオ《組曲「甲殻」》第二集 5作品（2021年 2月15日付）
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