photo © Marco Borggreve

鈴木優人が新たにオーケストラのために編曲したJ. S. バッハ《パッサカリアとフーガ ハ短調》が、6月22日にNHK交響楽団第1961回定期公演Bプログラムにて、鈴木自身の指揮、NHK交響楽団によって世界初演される。

原曲はオルガンのための作品であるが、現在でも演奏頻度の高いポピュラーな作品で、レスピーギやストコフスキーなどによるオーケストラ編曲もよく知られている。今回の鈴木によるオーケストラのための編曲は、幼い頃からバッハ作品に慣れ親しみ、多くの作品に演奏者として深く関わってきた鈴木ならではの音色の表現や楽器の使い方にその特徴を見出すことができるだろう。

オーケストラの編成も、コンパクトな編成からある程度の大きな編成まで対応可能であり、オーケストラのための新たなレパートリーのひとつとなることを期待したい。

J. S. バッハ／鈴木優人 編曲
《パッサカリアとフーガ ハ短調》BWV 582
オーケストラのための編曲作品（2022）
J. S. Bach: Passacaglia and Fugue in c minor BWV 582
Arrangement for orchestra by Masato Suzuki
世界初演

鈴木優人（指揮）　NHK交響楽団
2022年6月22日（水）19:00／23日（木）19:00　サントリーホール（東京）
https://www.nhkso.or.jp/concert/20220622.html
https://www.nhkso.or.jp/concert/20220623.html
2022年6月26日（日）14:00　調布市グリーンホール（東京）
調布国際音楽祭2022
https://www.nhkso.or.jp/concert/20220626.html