新刊楽譜のご案内(2024年12月)
2024年後半にショット・ミュージックの新刊として発売された演奏用楽譜をご案内します。
混声合唱のための《暗きより》(2022)は、2023年7月にドイツのカールスルーエで、SWRヴォーカル・アンサンブルのコンサート「エレジー Elegie」において、Martina Batič指揮、同アンサンブルのメンバーによって初演された。歌詞は平安中期の宮廷女流詩人であった和泉式部の和歌による。演奏時間は8分。
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細川俊夫
暗きより
混声合唱のための
Toshio Hosokawa: From the Darkness
for mixed choir
スコア
230 x 303 mm/20ページ
SJ1228
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アルト・フルートと弦楽トリオのための《綾》(2016)は、ヴェネツィア・ビエンナーレの委嘱により作曲された。作品について作曲家は、音のテクスチュアを無心に織っていくことで立ち現れる呪術的ともいえる音の宇宙であり、同年8月に初演された《トゥイル(綾織り)―ジェルジ・クルタークへのオマージュ(90歳の誕生日に)―》とも通じる音楽である、と述べている。
2016年10月12日にヴェネツィア・ビエンナーレ2016 第60回国際現代音楽祭において、マリオ・カーロリ(アルト・フルート)とmdiアンサンブル(Repertorio Zero レジデンス・アンサンブル)のメンバーによって初演された。演奏時間は13分。
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細川俊夫
綾
アルト・フルートと弦楽トリオのための
Toshio Hosokawa: Aya
for alto flute and string trio
スコアとパート譜
230 x 303 mm/28 + 8 x 4 ページ
SJ1231
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ハープと弦楽四重奏のための《ランドスケープ II》(1992)は、ノートブルガ・プスカスからの依頼により、ジュネス・ミュジカル・グリュエリアンヌの委嘱で作曲され、プスカスに捧げられている。1993年4月30日にスイスのビュルでプスカスとシネ・ノミネ弦楽四重奏団によって初演された。演奏時間は15分。
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細川俊夫
ランドスケープ II
ハープと弦楽四重奏のための
Toshio Hosokawa: Landscape II
for harp and string quartet
スコアとパート譜
230 x 303 mm/28 + 16 + 8 x 4 ページ
SJ1254
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