細川俊夫の《月夜の蓮?モーツァルトへのオマージュ?》が、1月31日、カリフォルニア大学バークレー校ゼラーバック・ホールで、ケント・ナガノ指揮バークレー交響楽団によりアメリカ初演される。ピアノ独奏は児玉桃。《月夜の蓮》は北ドイツ放送(NDR)がモーツァルト生誕250年を記念して2006年に細川俊夫に委嘱した作品。2006年4月に児玉桃の独奏、準・メルクル指揮北ドイツ放送交響楽団により世界初演され、その後、小澤征爾指揮水戸室内管弦楽団によって日本初演された。
　この作品は、今年の5月28、29、30日に、水戸芸術館コンサートホールATMで水戸室内管弦楽団第72回定期演奏会（指揮：小澤征爾、ピアノ独奏：児玉桃）で再演されたのち、6月にミュンヘン、ウィーン、フィレンツェ、マドリード、パリでおこなわれる同管弦楽団ヨーロッパ・ツアーにおいても演奏される予定となっている。

演奏会の詳細（バークレー交響楽団ウェブサイトより）：
http://www.berkeleysymphony.org/programs/season.htm#_i70