細川俊夫:オラトリオ《ヒロシマ・声なき声》カンブルラン指揮?読響
2012年 10月 9日付
Toshio Hosokawa ©Kaz Ishikawa
細川俊夫の代表作、独唱、語り、混声合唱、テープ、オーケストラのための《ヒロシマ・声なき声》が、藤井美雪(アルト)、ひろしまオペラルネッサンス合唱団、シルヴァン・カンブルラン指揮の読売日本交響楽団により、10月27日に東京のサントリーホールで演奏されます。
《ヒロシマ・声なき声》は、ドイツのバイエルン放送局主催「ムジカ・ヴィヴァ音楽祭」の委嘱により作曲され、2001年5月4日にミュンヘンで、ナタリー・シュトゥッツマン、バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団そして、今回と同じカンブルランの指揮によって世界初演が行われました。初演後、ハレ、ケルンなどドイツ各地の他、これまでに、日本、フィンランド、イタリアで演奏されています。
傑作と名高いこのオラトリオは、その規模ゆえに実演に接することのできる機会は限られています。どうぞ、お聞き逃しなく。
※作曲家による詳しい作品解説を、こちらのページ(2008年の記事)に掲載しております。
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細川俊夫
ヒロシマ・声なき声
独唱、語り、混声合唱、テープ、オーケストラのための
テキスト: 長田新編『原爆の子』、パウル・ツェラン、 松尾芭蕉
読売日本交響楽団 第519回定期演奏会
2012年10月27日(土)18:00開演 サントリーホール
http://yomikyo.or.jp/2011/10/519-1.php
藤井美雪(アルト)
ひろしまオペラルネッサンス合唱団(合唱指揮=もりてつや)
シルヴァン・カンブルラン指揮読売日本交響楽団