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細川俊夫《旅 X -野ざらし-》田嶋直士が日本初演

2013年 6月 4日付

田嶋直士

6月29日、細川俊夫が音楽監督を務めるコンサート・シリーズ「HIROSHIMA HAPPY NEW EAR(広島の新しい耳)」において、細川作曲による尺八とアンサンブルのための協奏曲《 X -野ざらし-》の日本初演が行われます。国内におけるリサイタルに加え、エディンバラ国際音楽祭やザルツブルク・ビエンナーレなど、世界の音楽祭からも数々の招待を受け活躍している田嶋直士(直簫流)と、川瀬賢太郎指揮、広島交響楽団による演奏です。

X -野ざらし-》はライプツィヒ・バッハ音楽祭の委嘱により2009年に作曲。田嶋は同年6月にライプツィヒの聖トーマス教会において、イラン・ヴォルコフ指揮ムジーク・ファブリークと共にこの作品の世界初演を行い、スタンディングオベーションを受けました。「田嶋直士氏との出会いがこの作品を生み出すきっかけとなった」と、細川は語っています(プログラムノート全文)。

川瀬は2012年以降、平田オリザ演出によるオペラ《班女》広島公演、《大鴉》オランダ初演といった細川の舞台作品で成功をおさめ、今年5月には《循環する海》を名古屋で指揮し好評を博しました。細川の信頼厚い田嶋と川瀬の共演に、期待が高まります。同日は《旅 X》の他に、ジェルジ・リゲティ《室内協奏曲》(1969-1970)や、細川の推薦による福井とも子と渡辺俊哉の2人の作曲家による委嘱新作初演といった充実のプログラムです。


HIROSHIMA HAPPY NEW EAR XIV
次世代の作曲家たち III
2013年6月29日(土)15:00 広島アステールプラザ
音楽監督:細川俊夫
指揮:川瀬賢太郎
演奏:田嶋直士(尺八)・広島交響楽団
委嘱作曲家:福井とも子・渡辺俊哉


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