ファジル・サイ 来日公演 & ソロ・アルバム『SAY PLAYS SAY』発売
photo by Marco Borggreve
ピアニスト、作曲家として世界的に活躍を続けるトルコの鬼才ファジル・サイの、最新ピアノ・ソロ・アルバム『SAY PLAYS SAY』が、フランスのレーベル「Naïve」からリリースされました(国内盤『ピアノ・ソロ』avex-CLASSICS)。
再録音された代表曲《ブラック・アース》や《トルコ行進曲ジャズ》をはじめ、《新たなギュルニハル》《ナスレッディン・ホジャの4つの舞曲》《ファンタジー・ピース》、今回初録音された《ニーチェとワーグナー》など、サイ作曲によるピアノ作品を集成し、そのピアニストとしての超人的なテクニックは勿論のこと、作曲家としての魅力も存分に発揮されたアルバムです。叙情的なバラード、トルコ古典音楽の旋法やリズムから作られた作品、コンテンポラリー・ジャズ・スタイルの作品など、全19トラック。
10月には、東京、大阪、京都、福岡、愛知でサイの来日公演が行われます。11日には飯森範親指揮東京交響楽団と、13日には金聖響指揮大阪フィルハーモニー交響楽団と、それぞれモーツァルト作曲《ピアノ協奏曲第21番ハ長調》を共演するほか、13日と14日にそれぞれ豊田と福岡でピアノ・リサイタルを開き、自作やクラシック作品を披露。16日と17日にはそれぞれ福岡と大阪で、須川展也(サクソフォン)とのデュオ・コンサートを行い、今回が世界初演となるサックスとピアノのための新作や、ベートーヴェン、フランクのソナタなどを演奏します。
特に注目のプログラムは、11日の東京公演で行われる大オーケストラとトルコの楽器のための《交響曲第1番「イスタンブール・シンフォニー」》(2010)日本初演でしょう。演奏は、昨年ドイツ各地でこの作品を指揮した飯森と東京交響楽団。カーヌーン、ネイ、ダラブッカといったトルコの民族楽器のソリストに、イスタンブール交響楽団のメンバーを迎ての公演となります。
ファジル・サイ 国内盤『ピアノ・ソロ』 |
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収録曲: |
ファジル・サイ来日公演 |
◉ファジル・サイの輸入楽譜
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『SAY PLAYS SAY』収録曲の楽譜
- セス[出版準備中]
- 3つのバラード(ナズム – クムル – セヴェンレレ・ダイル)[取扱中]
- ブラック・アース[取扱中]
- 4つの都市―チェロとピアノのための(シヴァス – ホパ – アンカラ – ボドルム)[お取寄せ可]
- パガニーニ・ジャズ[取扱中]
- トルコ行進曲ジャズ―ピアノのための[取扱中]
- 新たなギュルニハル[出版準備中]
- ナスレッディン・ホジャの4つの舞曲[お取寄せ可]
- ファンタジー・ピース[お取寄せ可]
- ニーチェとワーグナー[お取寄せ可]
その他