新刊書籍:吉野篤子『ハープの美しい豊かな響きを求めて』
吉野篤子の著書『ハープの美しい豊かな響きを求めて〜ルニエの教則本をめぐって〜』が、ショット・ミュージックの新刊書籍として出版される。
吉野篤子は、日本人として初めてハープのソロ・リサイタルを開催するなど、戦後の日本のハープ界を牽引してきたハープ奏者の一人である。長年に渡り指導を続けており、娘で世界的ハープ奏者である吉野直子をはじめ、数多くのハープ奏者を育ててきた。
『ハープの美しい豊かな響きを求めて〜ルニエの教則本をめぐって〜』は、吉野篤子自らが常に理想の教則本として参照してきたアンリエット・ルニエ(1875−1956)の『Méthode Complète de Harpe』(Alphonse Leduc)から、重要なポイントを取り上げ、50年に渡る自身の指導者としての経験を基に、よりわかりやすい解説を加えて、1冊の著書としてまとめたもの。
ハープを学ぶ学生、指導者、ハープ奏者など、ハープに関わる多くの人にとって、「ハープを美しい、豊かな音で響かせる」ためのルニエのメソッドを、より身近に学ぶことができる貴重な1冊と言えるだろう。
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吉野篤子
ハープの美しい豊かな響きを求めて
〜ルニエの教則本をめぐって〜
Atsuko Yoshino
The Quest for a Beautiful and Rich Sound on the Harp
—concerning Henriette Renié’s Method for the Harp—
音楽書
A4判/100ページ
SJ 252
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