"John Adams condutcs John Adams" in Tokyo
photo: Margaretta Mitchell © John Adams
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1月18日にサントリーホール、19日に東京文化会館において、ジョン・アダムズが東京都交響楽団の定期演奏会で自作を指揮する。クリエイティヴ・チェアを務めるロサンゼルス・フィルハーモニックをはじめとするアメリカ国内の主要オーケストラのほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン交響楽団といったヨーロッパの代表的な楽団に招かれているアダムズが、今回初めて日本のオーケストラを指揮することになる。
その注目すべき演奏会において、アダムズは自身の管弦楽作品の代表作のひとつである《ハルモニーレーレ》を取り上げるほか、近作も披露する。オーケストラのための《I Still Dance》(2019)は、エレクトリックベースと和太鼓が取り入れられたユニークな作品で、今回が日本初演となる。弦楽四重奏とオーケストラのための《アブソリュート・ジェスト》(2011)は、サンフランシスコ交響楽団の創立100周年を記念して作曲された作品で、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏のスケルツォの断片や第9交響曲のリズム・モチーフが参照されているのが特徴的。今回の演奏では、アダムズの指名により、エスメ弦楽四重奏団が共演する。
ジョン・アダムズ John Adams
《I Still Dance》(2019)
オーケストラのための
I Still Dance for orchestra
【日本初演】
《アブソリュート・ジェスト》*(2011)
弦楽四重奏とオーケストラのための
Absolute Jest for string quartet and orchestra
2024年1月18日(木)19:00 サントリーホール(東京)
https://www.tmso.or.jp/j/concert/detail/detail.php?id=3680
2024年1月19日(金)19:00 東京文化会館(東京)
https://www.tmso.or.jp/j/concert/detail/detail.php?id=3681
エスメ弦楽四重奏団* ジョン・アダムズ(指揮) 東京都交響楽団