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細川俊夫『目覚め』(BIS)リリース

2024年 11月 1日付

細川俊夫/Toshio Hosokawa

photo © Kaz Ishikawa

9月に細川俊夫のギター作品を集めたニューアルバムがリリースされた。収録されているのは、ギター独奏のための《セレナーデ》(2003年)と《日本の歌》(2004年/2022年)、ソプラノとギターのための《2つの日本民謡》(2003年)と《恋歌 I》(1986年)、そしてアルバムのタイトルとなった、ギター、弦楽、打楽器のための《旅IX―目覚め―》(2007年)である。

演奏は、近年、細川作品で卓抜した技巧と音色を披露しているスウェーデンのギタリスト、ジェイコブ・ケラーマン。本作の最後を飾る《日本の歌》の委嘱者であり、2023年2月にストックホルムで同作の世界初演を果たし、同年9月に武生国際音楽祭にて日本初演、更に今年9月にも武生と広島でふたたびその演奏を披露している。その他、これまで幾度も細川作品を演奏してきたソプラノのイルゼ・エーレンス、またケラーマンとの共演も多いChristian Karlsen 指揮によるタリン室内管弦楽団が参加している。

古くから愛されてきた童謡など12曲を編曲してまとめあげた《日本の歌》は、《2つの日本民謡》や《恋歌 I》と同様、古今の日本の言葉や歌に深い関心を寄せる細川の新たな作品。ケラーマンの紡ぐギターの温かな音色が、日本人の心に馴染み深い12の歌を包み込む。

[プロモーション映像(撮影:2024年9月 越前市)]
https://www.facebook.com/jacob.kellermann.9/videos/923331459813788/

  • 「目覚め」~細川俊夫:ギター作品集
  • 細川俊夫『目覚め』
    TOSHIO HOSOKAWA
    Awakening
    BIS
    https://bis.eclassical.com/label/bis/hosokawa-awakening.html
    https://www.kinginternational.co.jp/genre/bis-sa-2745

    Two Japanese Folk Songs (2003)

    Serenade (2003)

    Renka I (1986)

    Voyage IX ‘Awakening’ (2007)

    12 Japanese Songs (2004/2022)

    Jakob Kellermann, guitar
    Ilse Eerens, soprano
    Tallinn Chamber Orchestra
    Christian Karlsen

    録音:
    track 1-7, 9-20
    2023年9月21-22日
    Sundbyberg Church, ストックホルム(スウェーデン)

    track 8
    2023年1月12-13日
    the House of the Blackheads, White Hall, タリン(エストニア)