新刊楽譜 権代敦彦《テロス》ヴィオラのための 第8回ユーリ・バシュメット国際ヴィオラ・コンクール課題曲
2018年 7月20日付
© Michiharu Okubo
権代敦彦作曲、ヴィオラのための《テロス》(2017)は、ロシアン・コンサート・エージェンシーの委嘱により、2018年1月25日から2月1日にかけてモスクワで行われた第8回ユーリ・バシュメット国際ヴィオラ・コンクールの第1次予選課題曲として作曲され、同コンクールの出場者たちによって世界初演が行われた。
権代にとって初のヴィオラ独奏作品となる本作は、ヴィオラ協奏曲《オメガ》(2016)に続き、権代とバシュメットの協働から生まれた作品と言えるだろう。演奏時間はおよそ5分。
今年3月、同コンクール出場者であるマシュー・コーエン(ヴィオラ)とティモシー・リダウト(ヴィオラ)によって、本作のアメリカ初演とイギリス初演がそれぞれ行なわれた。またリダウトは、今月15日から21日にかけて京都、広島、愛知、東京の各地で本作の日本初演を行う。
権代敦彦 菊倍判/14ページ |