新刊楽譜:細川俊夫《遠い声》《黒田節》
細川俊夫作曲、《遠い声》、《黒田節》の演奏用楽譜が、ショット・ミュージックの新刊として発売された。
弦楽四重奏のための《遠い声》(2013)は、2013年5月11日、イタリア北部トレンティーノ=アルト・アディジェ州ボルツァーノの近郊、マグレにある歴史的ワイナリー「アロイス・ラゲーデル」が開催する「VIN-o-TON」コンサートシリーズにおいて、ディオティマ弦楽四重奏団によって世界初演された。細川は、ラゲーデル氏がワイン醸造において自然との深い交感(コレスポンデンス)から自然の本質を上質なワインへと醸成させていく姿に感銘を受け、この作品を作曲した。作曲家は日々の日常生活の中に隠された人の内なる声(遠い声)を聴き出し、それを音楽の中で表現しようとしている。演奏時間は10分。
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細川俊夫
遠い声
弦楽四重奏のための
Toshio Hosokawa: Distant Voices
for string quartet
スコア+パート譜
230 x 303 mm/16+4 x 4ページ
SJ1214
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《黒田節》(2004)は、ロバート・エイトケンの65歳の誕生日を祝って作曲された、アルト・フルートのための編曲作品。自らの「歌」の原点である日本民謡をより深く学ぶために、細川がライフワークとしている編曲シリーズのひとつである。演奏時間は3分。
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細川俊夫
黒田節
アルト・フルートのための
Toshio Hosokawa: Kuroda-bushi
arrangement for alto flute
パフォーミング・スコア
230 x 303 mm/8ページ
SJ1225
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